WORKS / CHARACTER DESIGN
音楽イベント「COOHEYFES」
公式キャラクター
「コフェちゃん」
Client:COOHEYFES | Year:2023–2026
PROJECT
イベントとともに育つキャラクター
2023年、北海道・新篠津で農業を営む方々が立ち上げた 音楽イベント「COOHEYFES」の公式キャラクター制作を ご依頼いただきました。
イベント主催者代表の方をモチーフに、 いただいたイメージや特徴を組み合わせながら、 オリジナルキャラクター「コフェちゃん」をゼロからデザイン。
初年度の制作後も継続してお声がけいただき、 2026年現在まで4年間にわたり、 イベントのテーマや用途に合わせた新しいイラストを制作しています。
REQUEST
ご依頼・ご要望
- イベントの顔となる、親しみやすいマスコットキャラクターを制作すること
- 主催者代表の方をモチーフに、 その方の雰囲気を感じられるキャラクターにすること
- ご提示いただいた服装・表情・小物・参考ポーズなどを、 キャラクターの世界観になじむ形へ落とし込むこと
- Tシャツ、会場装飾、ステッカー、ギターピック、 缶バッジなど、さまざまな用途へ展開できること
- 年ごとのテーマを取り入れながら、 「コフェちゃんらしさ」を保つこと
APPROACH
制作で大切にしたこと
2023年の初回制作では、 完成したキャラクター設定があったわけではなく、 依頼者様との会話から出てきた 服装・表情・雰囲気・動物モチーフなどの情報を組み合わせながら、 キャラクターそのものを考えていきました。
制作当初は人型のキャラクターからスタートし、 「くま」という方向性へ変更。 耳、髪型、輪郭、毛並みなど、 複数のラフを制作しながら現在のデザインへと近づけました。
ポーズについては参考画像をご提示いただき、 その動きや雰囲気を参考にしながら、 コフェちゃんの体型やキャラクター性に合わせて描き起こしています。
年数を重ねるにつれて、 ゼロからデザインする段階から、 既存キャラクターの魅力を保ったまま 新しい衣装・小物・ポーズ・用途へ展開する制作へと変化していきました。
PROCESS
コフェちゃんが生まれるまで
最初から完成形が決まっていたのではなく、 ラフを重ねながら依頼者様と一緒に キャラクターの形を探していきました。
言葉として受け取ったイメージを一つずつ視覚化し、 「人型」「くま」「髪型」「耳」「毛並み」など、 さまざまな可能性を試しながら方向性を確認しました。 依頼者様と一緒にキャラクターを探していくことも、 キャラクターデザインの大切な工程だと考えています。
CHARACTER DEVELOPMENT
2023–2026
4年間の展開
一度完成して終わるのではなく、 イベントとともに新しい姿や役割が加わり、 キャラクターも少しずつ育っていきました。
2023 / CHARACTER BIRTH
コフェちゃん誕生
イベント立ち上げに合わせ、 主催者代表の方をモチーフにした 公式キャラクター「コフェちゃん」をゼロからデザイン。 3種類のポーズを制作し、 白フチあり・なしのPNGデータ計6点を納品しました。 完成イラストはTシャツや会場装飾として使用されました。
2024 / UPDATE
農業モチーフへの展開
前年のキャラクターデザインと基本ポーズを活かしながら、 オーバーオール姿へ衣装を変更。 依頼者様からいただいた参考画像やご指定をもとに、 とうもろこし・くわ・農薬散布機を持った3種類を制作しました。 完成イラストはステッカーとして展開されています。
2025 / EXPANSION
用途とキャラクター表現の広がり
2025年は、きのこコフェちゃんと 応援するチアコフェちゃんの2種類をご依頼いただきました。
きのこコフェちゃんは、 ご指定いただいた参考画像・ポーズ・デザインをもとに制作し、 完成・納品まで行いましたが、 イベント側の事情により実使用には至りませんでした。
その後、急遽チアコフェちゃんを制作。 明確な参考イメージをご提示いただいたことで、 ラフ制作を省略して本制作へ進み、初稿でOKをいただきました。 完成イラストはSNS告知、Tシャツ、ステッカーなどに使用され、 コフェちゃんはギターピックにも展開されました。
2026 / NEW EXPRESSION
表現を任せていただいた缶バッジデザイン
2026年は、これまでとは別のイベント担当者様より、 ガチャガチャ景品用の缶バッジイラストとして 2種類の制作をご依頼いただきました。
ご要望は 「音楽フェスらしい、明るい雰囲気」。 細かなデザイン指定はなく、 これまでのコフェちゃんのデザインを活かしながら、 表現そのものを任せていただきました。
ガチャ景品として2種類を集めたくなるよう、 ひとつは明るくポップな歌唱シーン、 もうひとつはライブの熱量を感じるギター演奏シーンとして、 あえて異なる雰囲気で制作しました。
ラフ確認後に本制作へ進み、 CMYKでの納品指定に合わせてJPEG形式で2点を納品。 完成したイラストは実際に缶バッジとなり、 2026年のイベント会場に設置されたガチャガチャの景品として使用されました。
APPLICATION
イベントでの使用例
制作したコフェちゃんは、 年を重ねながらイベント会場やさまざまなグッズへ展開されています。
イベント会場装飾
オリジナルTシャツ
ステッカー
音楽フェスらしいギターピックへの展開
2026年 ガチャ景品用缶バッジ
イベント会場に設置されたガチャガチャ
過去のコフェちゃんも引換券などで継続して使用されています
2023年に生まれたコフェちゃんは、 現在では主催者の方々によってさまざまな形で活用され、 イベントとともに育つキャラクターとなりました。 自分の手を離れた場所でも大切にしていただき、 新しい表現へと広がっている姿を見ることは、 最初のデザインを担当した制作者として、とても嬉しい経験です。
RESULT
4年間続くキャラクターへ
2023年のイベント立ち上げ時に生まれたコフェちゃんは、 翌年以降も継続して使用され、 毎年新しいイラスト制作をご依頼いただくキャラクターとなりました。
Tシャツや会場装飾から始まり、 ステッカー、ギターピック、 SNS告知、缶バッジなど、 キャラクターの使用用途も少しずつ広がっています。
過去に制作したイラストも新しい年のイベントで継続して使用され、 ひとつずつ制作してきたビジュアルが イベントの資産として積み重なっていることを実感しています。
WHAT I LEARNED
この経験から
この仕事を通して、 キャラクターデザインは 「一度描いて完成するもの」ではないことを学びました。
最初のデザインを土台に、 衣装を変え、小物を加え、 新しいポーズをつくり、 さまざまな媒体へ展開することで、 キャラクターには少しずつ新しい表情と役割が生まれていきます。
依頼者様が明確なイメージを持っている場合には、 その内容をできる限り正確にくみ取り、 キャラクターの魅力を壊さず形にすること。 一方で表現を任せていただいた場合には、 用途や見せ方まで考えながら新しい提案をすること。
これからも、 キャラクターをゼロから生み出すことだけでなく、 その先の衣装・ポーズ・グッズ・SNSなどへ展開しながら、 長く愛される存在として一緒に育てていく仕事を 大切にしていきたいと考えています。
PROJECT DATA
